兵庫の農業は日本の縮図

兵庫県は、「日本の縮図」ともいわれるように、北は日本海、南は瀬戸内海及び太平洋に続く紀伊水道に面し、中央部には中国山地が東西に横たわり、高原、平野、島々など広大で変化に富んだ地形と厳寒、降雪、乾燥、温暖という様々な気候が存在するなど、他府県に類を見ない多様な自然環境を有しています。 さらに、歴史的に形成されてきた特色ある固有の風土、文化を有する摂津（神戸・阪神）、播磨、但馬、丹波、淡路といった５つの地域で構成されており、多様な自然環境のもと、それぞれの地域の気候・風土に根ざした多彩な農業が営まれています。

生産量で全国順位の上位を占める農産物が多く、主なものとして、山田錦（酒米）（1位）、丹波黒（黒大豆）（1位）、たまねぎ、いちじく、カーネーションなどがあります。 また、神戸ビーフなどは、全国的にも有名なブランドとして知られています。 地域的には淡路地域など農業の盛んな地域を有する一方、人口の多い神戸・阪神地域を有する消費県でもあります。

農業産出額部門別構成比（令和3年）