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新規就農者の声Voice of seniors
先輩No.158
「畜産は命を扱う仕事。中途半端な気持ちでは務まらない。」
農業を志したきっかけは?
宇都宮氏:非農家出身で、牛に触れる機会は全くなく野球に打ち込んでいました。中学2年生のある日、野球の素振りをしていると、急に「牛を飼いたい」と思いました。その思いが日増しに強くなり、いくつか声がかかっていた野球強豪校からの推薦をすべて断り農業高校へ進学。高校で勉強していくうちに但馬牛を飼いたいと思うようになりました。
農業を始めて良かったことは?
宇都宮氏:自分の牛を育てられる喜び。自分の生産した子牛を親方農家に褒められたこと。
苦労したことは?
宇都宮氏:物価高騰の影響による資金繰り。頭数を増やすなど規模拡大する分、飼料代等お金もかかる。思わぬ事故(子牛の死産等)があること。
「覚悟を決め腹をくくって頑張って!」
宇都宮氏:畜産は命を扱う仕事。嬉しいこともあれば辛いこともあり、情勢によって儲かる時もあれば損をする時もあります。
中途半端な気持ちで畜産農家は務まらないですし、目指してほしくない。これから畜産農家を目指す方は、覚悟を決め腹をくくって頑張って欲しいです。
新規就農(令和5年11月取材時点)先輩DATA
氏名:宇都宮太一(うつのみやたいち) 住所:淡路市生田 年齢:26歳 就農区分:Iターン
【就農から現在まで】 2016年 県立農業高等学校 卒業 2016年 繁殖~肥育~精肉販売まで 一貫経営の法人に就職 2019年 就農 以降、規模拡大(頭数)しながら 現在に至る
【農業経営の状況】 経営内容:繁殖母牛31頭、育成牛8頭、 子牛20頭、肥育牛3頭 農地・施設:牛舎2棟、 ビニールハウス160㎡(飼料倉庫) 労働力:本人、臨時雇用1名 出荷先:淡路家畜市場、 加古川・淡路食肉センター