ひょうご就農支援センター

新規就農者の声Voice of seniors

先輩No.167

農業には定年がない! 好きなだけ続けられる仕事。

阿部晋也夫妻の写真
福本学氏(左),福本寛子氏(右)

農業をめざした動機・きっかけは?

福本寛子氏:年に4回ほど夫の実家で酒米栽培の手伝いを行っていたため、農業は未知の世界ではなくちゃんと仕事として捉えることができていました。

道の駅で岩津ねぎを購入し実食した際に美味しさに感動し、自身も作りたいと思いました。

マイナビ農業で朝来市の研修制度について知り、手厚い研修制度の下で生産技術を学ぶことを決めました。

研修中に栽培した岩津ねぎがJA岩津ねぎ部会の品評会で最優秀賞を受賞したことで、栽培技術について自信を持つことができました。

ゆくゆくは自家製の有機野菜を用いた飲食店を開くことが夢です。

就農して良かった点、嬉しかったことは?

福本寛子氏:就農に当たっていろんな人にお世話になり、ありがたみを強く感じました。地域の人から支えられている実感をもてます。人とのつながりができたことです。

苦労した点は?

福本寛子氏:女性農業者が少ないです。トラクターが乗れるようになるまで男性よりも時間がかかりました。獣害対策が難しく、簡単な鹿よけ程度では入ってきてしまうので、地域全体でもっと獣害対策に取り組めたらと思います。

収穫した岩津ねぎの写真
収穫した岩津ねぎ

後輩へ贈る言葉

福本寛子氏:農業には定年がない!好きなだけ続けられる仕事です。くじけずに頑張ってほしい。10年先に自分がどうあるのか考えて。

農業にマイナスなイメージがある人もいるかもしれませんが、1次産業は全ての食の始まりである重要な産業でやりがいを感じます。しんどいの先にある成功体験や楽しいの連続であることを知ってもらいたいです。

新規就農(令和6年8月取材時点)先輩DATA
福本寛子氏写真

氏名:福本寛子 (ふくもとひろこ) 住所:朝来市和田山町牧田 年齢:44歳 就農区分:Iターン

【就農から現在まで】 2019年  離職 2019年  大阪からIターン移住して、  朝来市研修制度を活用して  3年間農業研修(岩津ねぎ、  有機農業等)  (本人と夫はそれぞれ別の  研修先で栽培技術を学ぶ。) 2022年  就農 2024年  現在に至る

【農業経営の状況】 農地:300a(借地250a) 施設:ビニールハウス300㎡ 経営内容: 岩津ねぎ95a、玉ねぎ30a、 さつまいも4a、枝豆25a、 里いも5a、玉ねぎ苗3a、 岩津ねぎ苗15a 労働力:本人、夫、雇用2名(繁忙期) 出荷先:JA、ネット販売

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