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新規就農者の声Voice of seniors
農業に可能性を感じ、Uターン就農しました。
取材日:令和6年10月
丹波市青垣町で野菜・果樹を栽培する足立竜真さんを取材しました。
農業を志したきっかけは?
足立氏:父親が兼業農家をやっており(水稲、黒豆、ブドウ等)、大学時代は県外の大学でしたが、地元に戻ってよく手伝いをしていました。手伝っている中で、秋に黒大豆枝豆が直売所で飛ぶように売れている様子を見て、自分も農業に挑戦したいと思いました。
両親に就農について相談すると、秋以外にも仕事を作らなければいけないとアドバイスを受け、冬から春に収穫できるイチゴの栽培を栽培品目に加えることを決めました。
就農して良かったところは?
足立氏:自分のタイミングで作業を選択できるという自由度の高さは農業の魅力だと思います。カフェやイチゴ狩りではお客さんの顔が直接見えるので、やりがいを持って仕事に取り組むことができています。
就農して苦労したことは?
足立氏:気候や植物の生育に合わせた管理をおこなう事が難しいと感じました。丹波市内のイチゴ生産者の元で約1年半アルバイトをしながら栽培を学びましたが、栽培1年目は思うような収量があがらず苦戦しました。
その後は、様々な栽培事例の中から自分のハウス環境に合う管理方法が何かを模索しながら試していくことで、少しずつ収量が増加していきました。
もう一つは資金の使い方です。当初は自己資金が少ないことに加え、知識や経験が乏しかったので機械導入に対して消極的でした。
一人で作業できる面積には限界があるので売上が伸びませんでした。今考えると多少お金をかけてでも機械化することで効率的に作業を進めるべきだったと思います。
今後取り組みたいことは?
足立氏:加工品の販売に力を入れて、カフェを中心とした集客数を増やしていきたいです。
そして、現在栽培しているブドウや梨を観光農園にすることで、イチゴだけでなく年間を通した収穫体験ができるように整備していきたいと考えています。
新規就農(令和6年10月取材時点)先輩DATA
氏名:足立竜真 (あだちりょうま) 住所:丹波市青垣町 年齢:27歳 就農区分:Uターン
【就農から現在まで】 2019年 丹波市でイチゴのアルバイト 2020年3月 大学卒業 2020年4月 就農 2024年 現在に至る
【農業経営の状況】 農地:145a(借地50a) 施設:ビニールハウス870㎡ 経営内容:イチゴ8a、水稲50a、 ブドウ23a、黒大豆枝豆60a 労働力:本人、父、母、姉 出荷先: 観光農園、農園内のカフェ、道の駅