ひょうご就農支援センター

新規就農者の声Voice of seniors

先輩No.170

固定観念にとらわれずに、自分の目で確かめてから取り組む。

取材日:令和7年1月
宝塚市安倉でおむすび&野菜直売所『もっくんふぁーむのおみせ』を経営する北田幹樹さんを取材しました。

北田幹樹氏の写真

農業を志した動機・きっかけは?

北田氏:実家が植木農家であり、子供の頃から『跡継ぎ』だと言われて育ち、このように言われるのが嫌で、大学卒業と同時に金融機関に就職しました。

営業で農家を回っている時に、跡継ぎがいなくて困っている農家が多い現実を知り、祖父が亡くなったタイミングで農業に従事することにしました。

就農して良かった点、嬉しかったことは?

北田氏:季節にあった旬の農産物を、自分の考えで栽培でき、昨年11月にオープンした直営店舗で、安全安心な農産物や加工品(自家栽培コシヒカリを使ったおむすび等)を提供できること。

就農して苦労した点は?

北田氏:近年の天候不順により、収穫量・品質が計画通りに生産できなくなってきている。近隣に安価で農販売する量販店が増えてきており、物価上昇の現状では、価格の安い農産物に人は流れていく。

おむすび&野菜直売所『もっくんふぁーむのおみせ』の写真
おむすび&野菜直売所『もっくんふぁーむのおみせ』
「価格競争に巻き込まれないように!」

北田氏:地域(就農地)や関係機関とは良好な関係を持つよう努力して下さい。

何事も固定観念にとらわれずに、自分の目で確かめてから取り組んで下さい。価格競争に巻き込まれないように!

新規就農(令和7年1月取材時点)先輩DATA
北田幹樹氏写真

氏名:北田幹樹 (きただもとき) 住所:宝塚市安倉北 年齢:30歳 就農区分:Uターン

【就農から現在まで】 平成31年3月 離職 平成31年4月 実家(植木)を手伝いながら、 マイファームや地元の先進 農家等にて研修 令和3年6月 就農、野菜・水稲の生産開始 令和4年6月 認定新規就農者 令和6年11月 おむすび&野菜直売所 『もっくんふぁーむのおみせ』 を宝塚市安倉にオープン

【農業経営の状況】 施設野菜:ミニトマト2a 露地野菜:ブロッコリー10a、 ピーマン10a、なす10a、 スイートコーン10a、マコモダケ20a等 水稲:120a 農地:170a(借地90a 宝塚市西谷地区) 施設:パイプハウス216㎡ 労働力:本人、妻、父、母 出荷先:個人直売、JA、JA直売所、スーパー

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