ひょうご就農支援センター

就農コース

研修生の声Voice of trainee

研修生No.001

これが自分で種まきから全てにおいて関わった栽培途中のメロンです

目を輝かせながら、研修用ハウス内の握りこぶし大のメロンの赤ちゃんの前で、穏やかな表情で語ってくれたのは「就農コース」伊藤 允希(いとうまさき)さん29歳です。

9月から始まった研修の折り返しを過ぎて、これから一人で農業をするイメージと自らを重ね合わせて、一層研修に熱が入ってきた研修生を取材しました。

就農コース研修生を訪問し、研修の様子や、研修に入る前の準備しておくとよかった点などを伺いました。

ここでの研修は自らが考えて、実践することに尽きる。講師による座学もあるが、あくまで、参考程度でしかない。今後、独立就農時においてはすぐに活きてくる。

と力強く、語ってくれた。

この研修ハウス見てください。研修用ハウスですが、就農するときに建てるハウスもこの規格にしようと考えているんです。

自ら、栽培を体験して、ハウスの規格や機能は必要なものとそうでないものがわかったという。

メロンの前で、お話しされる伊藤さんは技術に裏付けされた自身であふれており、栽培管理の質問にも丁寧に、作業を行った理由まで明確に答えてくれた。聞いていると、伊藤さんの説明にひきこまれていた。

伊藤氏:ミツバチをハウス内に入れて交配をしたところ、ほぼ100%実がつきました。これからはメロンの果実にネットを入れていくため、ち密な水管理が山場です。収穫の予想は7月上旬です。

この研修に入る前までは、機械の組み立てなど製造ラインで勤務していた伊藤さん。

多忙な日々の中でも、「研修ではメロンをやろうと決めていた」という。

研修に入ってから、作りたい品目を決めるのでは、出遅れてしまうため、当然のことだといわんばかりに。

伊藤氏:ここの研修を受けるなら、将来の職業である農業のイメージやビジョンを持ち研修に入ることで、1年後大きな差がつくんです。事前に情報収集して、品目等を自分なりに決めておくことは不可欠です。 研修を担当し、多くの独立就農者を送り出してきた島田楽農学校課長から、次期の研修希望者へ助言もいただいた。

最後に、地元にある県立播磨農業高等学校に通っていた頃、ある先生の言葉をぽつりと教えてくれた。

野菜はだれにでも作れる。人にうまいと言わせるものを作るなら手をかけなあかん

伊藤さんはこの言葉に裏付けされた実践をここで挑戦されていると確信して取材を終えた。

新規就農(2021年5月18日取材時点)先輩DATA

就農コース 研修生(17期生) 氏名:伊藤 允希 年齢:29歳 コース:無加温施設栽培コース 就農地は加西市でメロン等の施設野菜を計画

研修生No.002

収穫前あと数日になったラデッシュを前にしてこれは5色を袋に詰めるとよく売れるんや今日は朝から80袋出荷する準備を終えたんや

ハウスの中には10種類を超える野菜が所狭しと栽培され、管理もきっちりされている印象の田中雅人(たなかまさと)さん60歳の研修ハウスを次に訪問した。

年齢的には、「定年帰農者」と称する世代で会社の再雇用より、両親から譲り受けた農地で農業をやっていくことを選んだ。3年ほど前から本センターが運営する「生きがいコース」で経験を積まれてから、「就農コース」へ実践ステージへ移行されている。

本コースに入ってからは、常に売る目線の商品づくりが信条。自分で食べるだけの野菜を作っていたときは、妥協していたことも、いまは徹底的に管理していいものをつくりたい

田中氏:「このコースは自ら考える経営者になる力がつく。間違った技術や方向をもっていたなら、講師陣が軌道修正をしてくれるのもいい。受け身で研修を受けるなら、やらないほうがまし。」

と語る内容は、先の伊藤さんと類似していた。まさにこの施設は「経営者を輩出するトレーニング施設」という確信をもった。

田中氏:最盛期は、朝4時頃起きて、早朝5時にこの研修施設のハウスでの管理を始める。

野菜は待ってくれないので、成長にあわせて、自ら動くことをしないとダメ。

野菜生育に合わせた生活サイクルになっていることがうかがえた。

最後に「故郷で自分が新たに農業を始めることで、農業を通じ、コミニュケーションツールになり得ないか」先にはそのような構想も抱く。

トマトもぎ取り体験もそのツールになりますね

と語りかけると、さっそく

それいいアイデア、採用!

軽快な田中さんのやりとりは続いた。

帰宅後、田中さんからお土産にいただいたトマトを丸かじりした。みずみずしさだけではない、栽培期間中に水を減らし濃いい味を生み出す技術を感じた。苦労されている顔が浮かんできた。

田中さん、ありがとうございました

心の中で二回目のお礼を伝えた。

施設見学を希望し、研修の申込みを悩まれている方には、ぜひ、伊藤さんと田中さんの生の声を聞いてほしい、答えがみつけるきっかけがきっとそこにある。

新規就農(2021年5月18日取材時点)先輩DATA

就農コース 研修生(17期生) 氏名:田中雅人 年齢:60歳 コース:無加温施設栽培コース 就農地は姫路市でトマトキュウリなどの果菜類や葉物、根菜類など

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