ひょうご就農支援センター

新規就農者等育成研修(実践研修)in農業大学校

研修生の声Voice of trainee

研修生No.003

就農まで準備期間 4年間 は短い?

4年越しの夢を叶える農地です。7月にハウスを建設、9月にイチゴを植えます。

就農予定農地に立つ塚本さんに、
スタートラインに立つまで、どのくらい月日がかかったか。
イチゴ栽培を始めるまでの準備期間を取材しました。

塚本さんが研修を行っている県立農業大学校(加西市)では、研修用ハウス2棟を使って、就農に向けた実践的な研修カリキュラムを用意しています。

研修は終盤にさしかかっていますが、研修から本格的な就農準備へと研修生は、忙しい時期になっています。

苗の準備をしています。親株から、ランナーを受けて、子供苗を、孫苗を増やしていくため、準備しています。1株から20株の子供ができるんですよ。

観光農園での一コマ。家族と一緒に食べたイチゴの味これがきっかけです。

塚本氏:2018年だったとおもいます。2020年9月には、本研修に入りましたので、研修に入るまでは2年間ありました。その期間、いちごの情報収集とイチゴ農家へインターン研修で技術を身につけた。

さらに、実家が兼業農家であったことから、自宅にミニハウス(4.5m×10m)を設置し、すぐに栽培にとりかかった。

思い立ったすぐ行動。これから経営者を目指す資質も備わっている様子がうかがえた。

さらに、詳しくうかがうと

塚本氏:2018年から2020年は、仕事は続けながら、休日は、ほぼイチゴのために費やしてきた。

研修中のハウスが5月末に収穫を終えました。

その成果は?と聞くと。

塚本氏:この実践研修に活きました。一方、栽培を振り返って、さらに準備や情報収集していたら、もっと研修の効果が上がったとおもいます。

自らをこう振り返る塚本さんは、自他ともに認める研究熱心で努力家。地元はもとより、遠くは三重県など県外までイチゴ農家を訪ねていた。

4半期ごとに開催される実践研修報告会で、トップ成績をひた走る塚本さんの成績を裏付けされた、日々の努力が重ねることができた。

塚本さんは着実に就農へ歩みを進めます。

取材後記

4年間は平均的な就農準備期間だといえます。

その就農準備において、「就農までの準備期間を短縮すること」より「最高成績で(確実に技術習得を終えて)研修を終えること」。取材を通じて、再確認することができた。

5年前、塚本さん自身が感動したいちごの味、そこから「農家が誕生する」好循環。新たな物語の幕開けに期待しかない。

新規就農(2021年6月3日取材時点)先輩DATA

兵庫県立農業大学校 実践研修(1年)コース 氏名:塚本 慶彦 年齢:34歳 コース:2020年実践研修コース 就農地 たつの市、施設イチゴで2021年9月に就農予定 本研修に入る直前まで民間企業に勤務。

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